御祭神 |
保食神、並びに相殿三座、木花開耶姫命・大山祗命・酒解神社(祭神不詳) |
御神徳 |
五穀豊穣・営業繁昌・開運守・安産守護・厄災除等に御功績、御威徳が顕著なる神々です。 |
御由緒 |
当神社の伝説は、「往古諸国旱魃したる時、黎民殆ど難儀に及び天に祈り地に付して願いたるに、容顔美麗なる一女小池の邊にたたずみ、農夫に託して曰く『我則神なり。国内巡行して天下泰平万民を助く故に、三日を過ぎずして雲起り雨灑なり。其の方正直に依って是を授ける。とて榊葉を拾うて夢の如く覚めたり』農夫大いに悦んで心信至しければ、雨急に田畑に降り満ちて国内安全とはなりぬ故に、諸人群集して神徳を仰ぎ、則ち足洗の郷なる濯澤(現在の場所)と言う所に小社を安鎮し給うなり。其の後勅によりて保食神、大山祗命を鎮座せしより大社となり、夫れより所の産土神として諸人彌彌信仰す」とあります。また、創建年月は、49代光仁天皇(奈良時代)御宇宝亀9年戌午9月祀るとあり、また、古来武門武将の崇敬篤く、武田勝頼、徳川家康等しばしば社領その他を寄進せられたるとあり、静岡でも尤も古い社であります。 |
御祭典 |
歳旦祭 元旦
新年を氏神様と共にお祝いし、皇室の弥栄と氏子の弥栄と安泰を祈念するお祭りです。元旦は氏子の人達が参列して、午前零時の太鼓の合図で、新年のお祓いをします。
夏越の大祓 6月30日
氏子の人達の手により境内に茅の輪が作られ、輪をくぐることにより罪・穢れ・災いが祓われるとされます。予め配られた人形(ひとがた)へ名前を書き込み体の部分を撫でて息を3回吹きかけて神社に持参し、お祓いを受けます。境内には氏子さんの手作りの出店があり大変賑やかです。
例祭(日待祭) 10月第2土曜日もしくは日曜日
一般的には「お日待ち」と言われ、幕末頃までは眠らず夜を明かし、日が昇るのを待って解散したことから、お日待ちと言います。当時は、当神社には田畑が有り、その年収穫した作物を神前に奉納してお祭りしていたようです。現在は、住宅が立ち並び、田畑があった昔の面影も無く、単に「秋祭り」と称しています。
江戸末期の建築で歴史のある本殿
近くの幼稚園児が拍手を打つ拝殿
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