御祭神 |
足仲彦命(仲哀天皇)、誉田別命(応神天皇)、気長足姫命(神功皇后) |
御神徳 |
足利氏は一族の「家門繁昌」を祈り当宮に社領を寄進。今川氏にも優遇された。徳川家康との縁も深く社領を寄進され、江戸初期には楼門(県文化財)を建立。社殿(市文化財)も再建された。寛永8年作の大絵馬を始め貴重な多数の絵馬が奉納された。今では遠江国国府宮、厄除・安産・交通安全の大神として崇敬されている。 |
御由緒 |
天武天皇の曽孫桜井王が遠江國の国司として赴任された時、庁舎内に祭られたのがこの神社のはじめである。従って、府八幡宮と称し、奈良平安時代の社宝が現存する。また、鎌倉時代には秋鹿氏がこの地に止まり神主となり、江戸時代は代官も兼ねて250石を給せられた。境内には、桜井王と時の天皇の問答歌が刻まれた万葉歌碑がある。 |
御祭典 |
節分祭 2月3日
古式による追儺神事を行い、厄を祓う。氏子の奉仕による鳴弦式を行う。年男・年女により開運厄除を祈願して豆撒を行い、境内は善男善女で賑わう。
祈年祭 2月17日
年間の三大祭の内の一つ。その年の諸物の豊作と諸産業の繁栄を祈願する。
大祓式(夏越) 6月30日
正月より半年間の罪穢を祓い、夏を清々しく迎え、半年を恙しく過ごすための行事。6月15日よりは、
「茅の輪」が境内に設えられ、人形に罪穢を託し、多くの氏子崇敬者により「茅の輪くぐり」が行われる。
御例祭 10月第1土曜日、日曜日
例祭一週前の日曜日に、前の浜にて「浜垢離」が行われ、罪穢が祓われる。土曜日午前には例祭、夜8時よりは夕祭、日曜日昼より御神幸が行われ、途中、特殊神事の「命魚の儀」を行う。両日とも、氏子により絢爛豪華な山車が曳かれる。
新嘗祭 11月23日
祈年祭と並ぶ祭事。その年の五穀豊穣と諸産業の繁栄に感謝をする祭。
節分祭での豆撒
例祭でのお神輿の出発
例祭での絢爛豪華な山車
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